親方について

【略歴】

小学生の時にソフトボールを始める。ピッチャーとして活躍し静岡のドカベンと新聞に紹介されたことも。

中学生でもソフトボールを続け、学校では生徒会長も務める。

どんどん身体が大きくなり、ソフトボールのユニフォームを特注した際に、スポーツ用品店の社長が当時の東関親方と知り合いで、親方より相撲へのスカウトを受ける。

ソフトボールしかやっていなかったものの、その運動神経の良さから柔道の強豪校からも学費免除のスカウトがあり、母子家庭だったため進学を希望していたが、「一度相撲部屋に遊びにおいで」と誘われて行った東関部屋で、当時横綱になったばかりの曙関に出会う。

強くなって母親を楽にしてあげたいという思いから中学卒業直前に相撲部屋への入門を決意する。

その後、曙関の付き人を務めながら稽古に励み幕内昇進を果たす。2009年5月、師匠の定年により引退し東関部屋を継承する。

師匠としてこれから活躍しようという2018年、病気が発覚、余命宣告を受ける。

1年の懸命な闘病後、2019年12月、41歳の若さで、力士たちと1歳の娘を残して永眠。